アイドルに背中押される人生

 

 

好きな人に振られた、卒論は手付かずのまま、卒業後の予定は未定、万年金欠、殺人的な猛暑、クソみたいな世の中、踏んだり蹴ったりな毎日。

これはそんなタイミングで見た関ジャム(7/3放送回)に触発されて勢いだけで書いた超自分語りである。

 

 

 

岩本照さんが関ジャムに出た。この世で一番好きな番組に好きな人がクリエイター側のゲストとして出ていた。岩本照さんの振付がテレビという場で大々的に評価され、本人が作品の解説やら振付の考え方やら何から何まで話している、しかもそれを関ジャニ∞の前で。勝手に誇らしい気持ちになった。町内を駆け巡って大声で「皆見てくれ!!!!!」と叫びたいほど嬉しかった。いまだに夢かと思うくらい嬉しい。

私は岩本照さんがとにかく好き。好きなところを挙げたらキリがないが、私が彼に抱いている感情は大きく分けると二つある。一つはオタクとしてアイドルの彼を愛おしく思う気持ち。もう一つはものづくりを志す人間として表現者の彼に憧れ尊敬する気持ち。今は主に後者の気持ちが猛烈に湧き上がっている。(もちろん"ワイプに映ってる顔がいちいち可愛いな"とかそういう前者の気持ちもいつも通りあるが。)

 

唐突だが私は絵を描くのが好きだ。今はただの趣味だがこの先の人生ずっと絵を描いて生きていきたいという思いがある。(超余談だがこれが卒業後の進路が決まらない原因でもある。)

そんな私にとってジャンルは違えど彼は憧れの存在であることに今日改めて気づいた。彼の生み出す作品、パフォーマンス、そこに至るまでの思考や発想、垣間見える美学と信念、そして夢を叶えていく姿、その全てがものづくりを志す私にとって眩しく、尊く、心強い。

ただの大学生の私が、才能があるわけでもなくただただ好きなことにしがみついているだけの私が、天下のアイドルに憧れるなんておこがましいにも程がある。だけど、"天才"や"センスがある"の一言だけでは済ませられない彼の唯一無二のきらめきに私はどうしようもなく魅了され、私もそちら側の人間でありたいと思ってしまう。アイドルに勝手に背中押されて夢追いかける人生があったっていいじゃないかと思ってしまうのだ。

新卒のカードを無駄にしない方がいいよ、まず安定した職についてお金が貯まったら好きなことをやればいいよと耳にタコができるほど聞かされている。実際その通りだと思うしずっと心は揺れているけど、ふとした時にやっぱり私は諦められないんだと痛感する。一生追いつけない遠い遠いところにいる彼を、表現者の端くれとしてずっと追いかけ続けたいのだ。

 

馬鹿みたいって言う誰かがいるかもしれないけど、大真面目にこんなことを思っている。私は私の人生を頑張りたいな、と思わせてくれるようなアイドルに、岩本照さんに出会えたことが嬉しい。しんどいとき、迷ったとき、勇気が出ないとき、これからも何度だってあなたのきらめきに救われ背中押されるのだと思う。

 

勢いで書いたから終わり方がわからないけどなんだか自己満ラブレターになってしまったのでこの辺で。